「副業を始めたいけど平日は無理」「土日を利用して効率的に稼げる副業を始めたい」このようなサラリーマンは多いと思います。
しかし、逆に「土日だけの副業で本当に稼げるの?」と、時間が制限されることで始める以前から諦めている人もいるのではないでしょうか。
実は、休日の限られた時間でも効率的に稼げる副業は色々あります。
特別なスキルが無くても簡単に稼げる副業から、休日の時間を利用して腰を据えながらガッツリと稼げる副業まで、状況に応じた仕事を選択することが可能です。
こちらでは、サラリーマンが土日だけを利用して稼げるおすすめの副業について解説していきます。
副業・兼業は近い将来当たり前になる
日本では政府主導で「働き方改革」が推進され、企業で働く社員の副業・兼業の普及拡大を目指すガイドラインも作成されるようになりました。
この動きには人手不足の解消や優秀な人材の確保など色々な理由がありますが、働く側のサラリーマンにとっても大きなメリットがあります。
スキルのある人材は得意な分野で職場を掛け持ちしながら、より高い報酬を確保できるメリットがありますし、逆に、特別なスキルを持ち合わせていない人は、本業とは別分野へチャレンジすることでワークスタイルの幅を広げて可能性を見出すことができるメリットがあります。
今後は副業解禁の波が中小企業にも及び、色々なスタイルの働き方に対して、サラリーマンも柔軟に対応できる姿勢が求められるようになると思います。
まだ「土日の休日くらいしか副業の時間は取れない」このような方も多いと思いますが、将来の副業が当たり前になる時代に備えて、自分に出来るベストな働き方のスタイルや現状の副業事情を把握しておくことは大切だと思います。
副業のスタイルは大きく2種類
副業のスタイルは主に2種類です。
- 在宅ワーク
- 職場ワーク
最近では、本業でも在宅勤務可能なケースがあり、デスクワークではこの流れが益々増加していくと思います。
「自宅でコツコツ稼ぎたい」このような方もいると思いますし、一方で「職場で人と触れ合いながら仕事がしたい」このような方もいるでしょう。
次項では、在宅と職場で稼げる副業を分けながら、おすすめを紹介していきます。
在宅で稼げる土日の副業10選
土日の休日を利用して在宅でも稼げる副業を紹介します。
自宅で稼げますので、自分のペースで自由に仕事を進める事ができます。
クラウドソーシング
クラウドソーシングサービスは、仕事の依頼主と在宅ワーカーを仲介するマッチングサイトです。
大手のサービスになると仕事量も豊富ですし、難易度も未経験者からスキルの高い経験者まで幅広い業務の選択が可能です。
やはり、人気の定番は「データ入力」や「WEBライティング」ですが、WEB制作や高度な会計処理、翻訳や原稿作成など、とにかく、自分に合った仕事が探せると思います。
また、クラウドソーシングを利用しながら、業務経験を積上げてスキルアップしていく事にも役立ちます。
ポイントサイト
ポイントサイトは、無料で誰でも登録可能ですが、意外と数万円程度であれば簡単に稼ぐ事ができます。
面倒な手間なく稼ぎたい人には特におすすめの方法です。
また、友達紹介を集中的に増やしていく事で、毎月10万円を超えるネットビジネスの安定収益も稼ぐ事が可能です。
アフィリエイト
アフィリエイトはブログを利用することで誰でも始めることができます。
但し、ブログ記事を更新しながら仕組みを構築していく時間が必要になり、成果が出せるまでに3か月程度掛かります。
成果が出始めれば、月に数回のブログ更新でも安定的に収入は稼げるようになり、稼げるブログでは毎月100万円を超えるアフィリエイト収入を稼ぎ出します。
休日の時間を利用して、じっくりと個人ビジネスへ打ち込みたい人にはおすすめです。
ネットオークション
ネットオークションは、ネット副業の定番的な稼ぎ方でもあります。
ネットビジネスの中でも成果が出しやすく、自宅の不用品なども出品して現金化することができます。
人気商品や一部マニアにとって希少性の高い商品などの仕入れルートを確保できれば、大きなビジネスへと発展します。
メルカリ転売
ネットオークション以上に手軽に個人売買できるのが、フリマアプリの代表格であるメルカリの利用です。
こちらは、スマホだけで簡単に出品作業ができ、自宅の不用品やハンドメイド商品など、工夫次第で手軽に転売ビジネスを拡大できます。
情報販売
情報販売もフリマアプリを利用することで以前とは比較にならない程、簡単に出品出来るようになりました。
ココナラは「知識・スキル・経験」を出品できるネット上のフリーマーケットです。
特に人気のジャンルは、占い・各種相談・アドバイスなどで、あなたの得意を現金に代える事ができます。
ネットショップ
ネットショップ運営をサポートしてくれるサービスが充実してきた昨今では、初心者でも以前とは比較にならない程簡単に開業出来るようになりました。
サイト構築も予め色々なスタイルの選択肢が用意されていたり、ショッピングカートも既にシステムが構築され管理しやすくなっていたりと、安心してネットショップを開業できます。
ハンドメイド商品や輸入雑貨など、色々なネットショップを運営できます。
ビットコイン(仮想通貨)
株式投資やFX(外国為替商取引)では、土日は休場となり取引できませんが、ビットコイン(仮想通貨)は365日取引が可能ですからサラリーマンの副業にも適しています。
通貨としての認知度も高まり、日本国内でも仮想通貨で支払いが出来るシステムも普及してきています。
まだまだ伸びしろがある投資商品と言えますので、試す価値はあります。
不動産投資
不動産投資は、収益目的で不動産事業へ投下して賃料収入を得る方法です。
特に、頻繁に資金を動かしながら運用するわけではありませんので、サラリーマンの副業にも適しています。
最近では、資金調達できる色々なローン商品もあり、サラリーマンにとっても身近な投資方法になっています。
投資信託
投資信託は、複数の投資家から集めた資金をまとめて、ファンドマネージャー(資産運用のプロ)が株式や債券などに投資・運用する金融商品で「ファンド」とも呼ばれます。
投資家本人が運用するわけではないので、金融取引に対して深い知識を持っていない方でも比較的投資しやすい方法と言えます。
また、投資信託は100円~数千円程度の少ない投資額から始められることも大きな特徴の1つと言えます。
職場で稼げる土日の副業4選
土日の休日に職場へ出向いて稼げる副業を紹介します。
同じ職場の仲間やお客様など、人と触れ合いながら仕事をすることができます。
日払いバイト
職場で働く副業で、しかも即金を稼ぎたいのであれば、やはり、日払いバイトがおすすめと言えます。
短期バイトもパソコンやスマホで簡単に探すことができ、色々な種類の仕事の選択肢があります。
アンケートモニター
アンケートモニターはパソコンやスマホで回答出来るWEBアンケートもありますが、副業レベルで収入を稼ぐには、「座談会・会場調査」など、こちらから出向いて積極的にアンケートの実施に参加することが求められます。
それぞれ、相場は2千円~1万円程度ですので、土日の休日を利用しても結構稼げると思います。
覆面調査モニター
覆面調査モニター(ミステリーショッパー)は、飲食店や小売店などへ調査員として潜入して、そのお店がどんなサービス提供をしているかなど、色々な項目をチェックする仕事になります。
調査項目は依頼があった企業の業種やお店のスタイルなどによって異なりますが、基本的には店舗の内観・外観、サービスの質などをチェックします。
家族や友達など複数人で出来る調査も多くあります。
治験モニター
治験モニターは、製薬会社が新薬を開発して発売する時に、実際の使用で治療薬としての効果があるか、また安全であるかなどのデータを収集する為に募集している人材になります。
モニターとしての参加には、「通院パターン」と「入院パターン」の2つがあり、1日当たり1万円~2万円の報酬を稼ぐ事ができます。
入院パターンでは、かなり大きな収入も期待できます。
サラリーマンの副業で知っておくべき確定申告の知識
サラリーマンの場合には、給料から所得税が自動的に天引きされる源泉徴収の仕組みがとられますが、本業での所得以外に収入が発生した場合(個人ビジネス等の場合)には、雑所得か事業所得として区分されることになります。
副業としての収入で確定申告が必要となるケースは年間20万円を超える時で、それ以下の場合には申告は必要ありません。(会社勤めなどをしていない専業の場合は、38万円以下の所得は確定申告の必要がありません。)
因みに、所得には以下のような種類があります。
- 事業所得
- 不動産所得
- 配当所得
- 給与所得
- 譲渡所得
- 一時所得
- 雑所得
例えば、本業以外にアルバイトなどで副業をした場合には給与所得に該当しますので、年間20万円以下の収入でも確定申告の義務が発生することがあります。
所得と収入の違いを理解する
在宅で行う副業の多くは、雑所得か事業所得に該当すると思います。
確定申告をする義務があるのは、総収入から経費を差し引いた金額が20万円を超える場合です。
例えば、アフィリエイトなどの収入として年間50万円の売上があったとしても、レンタルサーバー代やドメイン代、その他にパソコンなどの機材代や取材費など、諸々の経費が30万円を超えて所得が20万円以下になった場合には確定申告の必要はありません。
したがって、経費と思われる出費がある場合には、しっかりと所得金額を算出して確認するようにしましょう。
副業がバレる原因は確定申告
確定申告によって副業が会社にバレてしまうケースがあります。
前年度の所得に応じた住民税は「特別徴収」と言う形で勤務する会社側へ請求され、会社側はそれを一括で納付しています。
特別徴収の納税額は自動的に会社へ通知され、会社は住民税を12分割して社員の給与から毎月差し引いています。
この請求される住民税の金額が、通常会社で支払うべき金額以上に誤差が発生した場合に、副業の存在がバレてしまうケースが発生するのです。
この状態を防ぐには、住民税を「普通徴収」にする手続きを行い、自らが納付する形態にする必要があります。
これらの対応については各自治体によって違いがある為、会社にバレずに副業をしたい人は税務署へ問い合わせしてみると良いでしょう。
もし副業が会社にバレたら
先ず、前提として注意しておきたいことは、会社に副業がバレないようにする為に、相応の所得があるにも拘らず確定申告をしない事は絶対に許されないと言うことです。
副業禁止の会社で副業をした場合、これは単なる会社の就業規則違反ですが、申告するべき所得があるのにしていないのは脱税であり「犯罪」です。
したがって、副業の為に犯罪を犯すような過ちが無いように、くれぐれも注意して下さい。
そして、本題の「会社に副業がバレたら?」ですが、確証があるわけではないものの、「副業=クビ」は考えにくいと思います。
過去の労働関係に関する判例を確認すると、会社の勤務時間以外は労働者の自由な時間であり、基本的に副業や兼業は禁止できないとあります。
- 労働者は、労働契約によって定められた労働時間にのみ労務に服するのが原則であり、就業時間外は本来労働者の自由な時間であることから、就業規則で兼業・二重就職を全面的に禁止することは、特別な場合を除き、許されない。
- 労働者の兼業・二重就職は、その程度や態様によっては、会社に対する労務提供に支障が生じることや、会社の対外的信用や体面を傷つける場合がありうるので、労働者の兼業について会社の承諾を必要とする就業規則の規定を設けることは不当ではない。
- 就業規則において兼業・二重就職を許可制としている場合、無許可の兼業それ自体が企業秩序を阻害する行為として懲戒事由となりうるが、基本的には、労務提供や事業運営、または会社の信用・評価に実質的に支障が生じるおそれのある場合に限り、懲戒の対象となる。
つまりは「本業に差支えがある副業でなければ、両立は会社員の自由」「もし就業規則に副業禁止の項目があるなら、できる事なら許可をもらった方がベスト」と、このような解釈で良いと思います。
また、ネット副業などは会社にバレ難い事は確かですし、バレたとしてもネットの副業でクビになるとは到底思えません。
更に、許可を申請したら簡単に承認してもらえるのではないかと思います。
もし、就業規則の事が原因で副業を躊躇しているのであれば、是非、このような判例なども参考にしてみて下さい。
まとめ
サラリーマンでも土日だけで稼げる副業は色々あります。
恐らく、当記事でおすすめした副業の何十倍もの稼ぎ方があると思いますし、今後更に増えていくことは間違いありません。
副業を始めることは、自分自身のスキルを高めることでもあります。
今積極的にスキルアップすることが、将来の生活に大きく役立つ可能性は大いにあります。
是非、参考にしてチャレンジしてみて下さい。