稼げるバイトとして注目を集めている「治験モニター」をご存じでしょうか?
「治験モニターでいくら稼げるの?」「本当に安全?」「そもそも治験モニターって何?」今回はこのような疑問にお答えしながら、おすすめの治験モニターサイトを紹介していきます。
目次
治験モニターとは?
「そもそも治験モニターって何?」まだまだ、このような方も少なからずいると思います。
治験モニターとは、新薬を開発する上で最終段階の試験となる人間を対象に行う「治験」の人材を指します。
私達が病気や怪我をした時に医療で使用できる新薬が誕生するまでには、とても長い研究期間を必要とします。
長期に亘る研究の中で、培養栽培やマウスなどの動物で色々なテストを繰り返したり、有効性の確認と安全性の評価をするわけですが、最終的に行う人間のテストが治験です。
製薬会社は新薬を開発して発売する時に、実際の使用で治療薬としての効果があるか、また安全であるかなどのデータを収集する為に「治験モニター/治験バイト」と呼ばれる人材を募集します。
この治験モニターの人材は、基本的にボランティアとして募集をしています。
しかし、実際には協力費や負担軽減費の名目で、高額の謝礼が支払われている現状にあります。
募集しているモニターの種類
治験モニターの人材募集には色々な種類があります。
健康な方を対象にした募集もあれば、持病や体の悩みをお持ちの方を対象にした募集もあります。
そして、男女を区別した募集もあれば、年齢で区別した募集もあります。
また、医療系の募集の他に、ダイエットや美容系の募集、健康食品に関する募集などもあります。
- 入院治験(健康な方へのワクチン接種など)
- 高血圧症の治験
- 高血糖値の治験
- 骨粗しょう症の治験
- うつ、総合失調症の治験
- 自閉症の治験
- 内臓疾患の治験
- 糖尿病の治験
- 肥満の治験
- 喘息の治験
- アトピーの治験
- ニキビの治験
- 美容製品のモニター
- ダイエットのモニター
- シミ、ソバカスのモニター
以上は、まだまだ治験モニター募集人材の一部の種類に過ぎません。
とにかく、数多くの治験サイトでは様々な人材を必要としています。
治験モニターは本当に安全なのか?
「治験」と言うモニターの内容を聞いて、一番の不安材料は「安全性」だと思います。
やはり、薬を処方されるなどの医療行為が行われるわけですから、副作用のリスクなど、その他にも色々な不安は誰しも付きまとうはずです。
しかし、冒頭でも述べた通り、治験モニターは新薬開発における最終段階のテストです。
その為、安全面に関する高い水準をクリアした後に人材募集をしています。
治験を行うには厚生労働省の認可が必要であり、この認可取得には当然ながら人間に害を及ぼすようなことがないように、十分な確認を経ています。
また、治験で処方する薬の殆どが「ジェネリック薬」です。
ジェネリック薬とは、既に販売されていた薬で、その特許が切れてしまった為に、新たに同じ成分で特許を申請する薬の種類です。
したがって、新薬の段階で十分な治験をクリアした薬の処方と言うことになりますので、副作用のリスクなどは既に一度確認されていることになります。
このように治験モニターの安全性は十分に確保されていますし、事前に医師からの説明がありますので、その内容を確認した上でモニター参加の可否を判断することもできます。
治験モニターで稼げる報酬と稼ぐ手順
ここからは、治験モニターで稼げる報酬の相場と具体的な稼ぎ方の手順について解説していきます。
治験モニターで稼げる報酬の相場
治験モニターは稼ぐ種類を大きく2つに分類することができます。
それぞれ拘束される時間が異なりますので、1日当たりの報酬も倍近く開きがあるのが現状です。
- 通院パターン⇒1日当たり1万円程度
- 入院パターン⇒1日当たり2万円程度
通院パターンは1日5時間程度の拘束で、入院パターンは24時間の拘束となります。
拘束される時間が違いますので、どちらが稼げるとは一概に言えませんが、入院パターンの場合には、数日から1か月程度入院することになりますので、かなり大きな報酬を稼げる可能性もあります。
例えば、ある治験サイトでは、2回に分けて計14日間の入院治験を行い、支払われる報酬が215,000円と記載されています。
入退院の日には、拘束時間が丸一日ではなく若干短くなることを考えれば、やはり、概ね日当2万円で計算できると思います。
その他、通院パターンでも入院パターンでも交通費などが別途支給になりますので、基本的には自己負担する金額がゼロで稼ぐことができます。
治験モニターで稼ぐ手順
それぞれの治験モニター募集サイトで若干の違いはありますが、大まかな一連の流れは以下のようになります。
- ネットで募集サイトへ会員登録
- 治験モニターの説明会
- 治験モニターへ応募
- 健康診断
- 合否の発表
- 合格の場合には治験モニターとして参加
健康状態によっては参加できないケースもありますし、治験の内容によって参加できるモニターの募集要項も異なります。
このような募集サイトの利用にあたり十分注意して頂きたいのは、治験モニターの参加では入会金や年会費のような費用は一切発生しません。
したがって、参加前に金銭を要求してくるようなサイトや企業・団体等があれば、それは詐欺の可能性が高い為、絶対に関わらないようにしましょう。
治験モニターのメリット・デメリット
治験モニターは高額の報酬を稼げる魅力的なバイトではありますが、メリットばかりではなく、やはりデメリットもあります。
治験モニターのメリット
稼げる報酬が高額
治験モニターで稼ぐ一番の魅力は、やはり楽に高額の報酬を稼げることです。
通院パターンでも1日当たり1万円以上の報酬が期待できますし、長期入院のパターンになると10万円~30万円程度の報酬も期待できます。
特に肉体労働をするわけでもなく、特別なスキルを求められるわけでもなく、これだけの報酬を稼げることは大きな魅力です。
バイトで健康管理ができる
治験モニターへ参加するには、事前に健康診断を受けるケースが多くあります。
通常であれば、高額な費用が必要となる人間ドックレベルの充実した診断を無料で受けられます。
また、入院治験などでは、規則的な生活を送らなくてはいけませんので、生活リズムの改善にも繋がります。
治験モニターのデメリット
まとまった日程の調整も必要
通院パターンの治験でも、参加日は決められていますので、日程調整は必要になるわけですが、入院パターンの治験ともなると、長期間のまとまった日程調整を求められることになります。
普段、本業の仕事がある方などは、事前にスケジュールの確認調整をしっかりと行う必要があります。
食事制限を求められる
特に、入院パターンの治験では、食事量の制限を数日に亘り求められることもあります。
普段から食べる量が多い方には、少々キツイ制限になるかもしれません。
治験モニター募集サイトランキングTop5
それでは、おすすめの治験モニター募集サイトをランキング形式で紹介していきます。
知名度も高く、治験の種類も多いおすすめのTop5です。
- 1位 コーメディカルクラブ
- 2位 JCVN治験ボランティア
- 3位 V-NET
- 4位 ニューイング
- 5位 エル・スマイル ボランティア会
1位 コーメディカルクラブ
関東や関西を中心にモニター募集をしており、幅広い案件内容の治験を取り扱っているサイトです。
その為、健康な人は勿論、持病や身体のお悩みを抱えている人も、自分に適した治験を探せると思います。
また、登録内容に適した治験の案内も送ってくれるので、参加条件や日程のチェックもしやすいと言えます。
2位 JCVN治験ボランティア
10年以上の実績がある会社で、通院・入院のモニターも多く募集しています。
アトピーやニキビなど肌トラブルのある方向けの案件が多いのも特徴で、自身の肌トラブルを治療しながら報酬を得ることができるサイトでもあります。
3位 V-NET
ニキビ治験モニターやヘルペス治験、アトピー治験のように、ピンポイントで症状別に案件を見つけやすいサイトです。
症状別の治験であれば競争率も低くなることが多いので、モニター参加の試験に受かりやすいと言うメリットもあります。
4位 ニューイング
15年以上の実績がある会社で、治験サイトの中でも知名度が高いおすすめです。
通院・入院などのモニター募集も多く、特に入院の長期案件が他のサイトと比較して多いことが大きな特徴になります。
健康食品に関するモニターも広く募集している為、安全且つ気軽に治験モニターで稼ぎたい人にもおすすめです。
5位 エル・スマイル ボランティア会
通常の治験とは異なり、トクホや健康食品の臨床試験モニターを募集しているサイトです。
ヨーグルトやサプリメント、飲料などのモニターがあるた為、他の治験とは異なる健康食品モニターとして気軽に参加することができます。
また、モニター参加の試験は土日開催が多く、学生やサラリーマンでも参加しやすいのが特徴です。
まとめ
治験モニターは、休日を有効に使って肉体的な負担なく稼げる副業として、サラリーマンなど本業をお持ちの方にも注目されています。
また、ニキビ・アトピー・喘息・メタボなど、様々な体の悩みを治す目的としても注目されています。
もし、ご興味をお持ちであれば当ブログを参考に、先ずは、どのような案件があるのかを自分の目で確かめて、興味ある治験モニターの募集には積極的に参加してみましょう。