ビットコイン(仮想通貨)投資で副業を始める
投資対象として急激に注目度が高まったビットコインを代表とする仮想通貨ですが、「仮想通貨って本当に大丈夫?」と疑いの目を向ける人は未だに多いはずです。

しかし、実際に仮想通貨の仕組みを理解している人は意外と少ないのも現状で、風評だけでイメージが蔓延している現状もあります。

こちらでは、ビットコインをはじめとする仮想通貨について基本概要と投資方法について解説していきます。

ビットコインとは

ビットコインとは
ビットコインはインターネット上に存在する電子的な通貨で、「仮想通貨」や「デジタル通貨」などと呼ばれることもあります。

私達が通常利用するお金のように紙幣や貨幣などの物的な形がないことが大きな特徴の1つと言えます。

一方で、円やドルなどの通貨と同じように交換価値が認められており、多くの国や企業などで対応できる環境整備に取り組んでいます。

仮想通貨は実際の国際通貨と同じように、取引所で通貨の送金や交換ができ為替取引が可能です。

勿論、ビットコインが使用可能な場所であれば買い物もできますし、ネット通販やオンラインゲームなども対応できるところが増えてきています。

オンライン決済できる点で、「電子マネー」と「仮想通貨」を混同している人もいるようですが、明らかに性質が異なるもので、大きな違いは発行元の有無と交換性(換金性)の有無が挙げられます。

主な仮想通貨の種類

主な仮想通貨の種類
仮想通貨の話題が高まり、ビットコインの他にも多数の仮想通貨があることを殆どの方が認識していると思います。

では、実際にどのくらいの種類が存在するのかと言えば、仮想通貨チャートを配信しているCoin Capでは実に1511種類もの仮想通貨を確認することができます。(2019年4月現在)

現在、およそ1年間で300種類もの新たな仮想通貨が増えていると言われており、まだCoin Capに掲載されていない仮想通貨がある事を考えれば、増加傾向はこれからも続くものと考えられます。

その中でもビットコインの急騰は目を引くものがあり、特に人気の集中が偏っていることから、仮想通貨の中での認知度も極めて高いものとなっています。

それでは、ビットコインを含めた主な仮想通貨の種類を紹介したいと思います。

  • ビットコイン(Bitcoin/BTC)
  • イーサリアム(Ethereum/ETH)
  • ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash/BCH)
  • リップル(Ripple/XRP)
  • ライトコイン(Litecoin/LTC)
  • IOTA(IOT/MIOTA)
  • ダッシュ(Dash/DASH)
  • ネム(NEM/XEM)
  • モネロ(Monero/XMR)
  • ビットコインゴールド(Bitcoin Gold/BTG)

ビットコイン(Bitcoin/BTC)

ビットコイン(Bitcoin/BTC)のロゴマーク
2008年に中本哲史(ナカモト サトシ)と言う謎の人物によって発表された論文を基に、世界中のプログラマーが実現に向けて開発された世界初の仮想通貨です。

ビットコインが初めて取引されたのは2010年5月22日で、プログラマーが10,000BTCをパパジョンズという有名なピザ屋のピザと交換したと言われています。(この取引は1BTC=0.225円と計算され、これを初値とすると2018年1月現在では570万倍/130万円を超える価格になています。)

ブロックチェーンを軸に、マイニングにより新規発行される仕組みが特徴です。

イーサリアム(Ethereum/ETH)

イーサリアム(Ethereum/ETH)のロゴマーク
ブロックチェーンを使って新たな分野に応用していこうと言う目的で創設された、プロジェクト「イーサリアム」から生まれた仮想通貨です。

「イーサリアム」は仮想通貨名ではなくプロジェクト名になり、「ETH」が仮想通貨名になります。

ブロックチェーンを使った契約のスマートコントラクトが最大の特徴になります。

ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash/BCH)

ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash/BCH)のロゴマーク
ビットコインの取引量増加に伴い、2017年8月1日に誕生した新たな仮想通貨です。

このビットコインの分裂には、世界最大のマイナーと言われるビットメイン社のCEOのジハン・ウー氏のハードフォーク(互換性のない分岐)宣言が大きく影響しています。

今後もジハン・ウー氏は、仮想通貨界に強大な影響力与える人物の一人と言われています。

リップル(Ripple/XRP)

リップル(Ripple/XRP)のロゴマーク
米国フィンテックベンチャーのリップル社によって、中央集権的に発行されている仮想通貨です。

正式には「リップル」は社名で、「XRP」が仮想通貨名になります。

ビットコインよりも決済スピードが早く、「ブリッジ通貨」は通貨間の橋渡しとなる最大の特徴と言えます。

日本のメガバンクを含めた世界中の主要金融機関がリップルとの提携を進めており、今後サービスのリリースが飛躍的に進むものと見られています。

ライトコイン(Litecoin/LTC)

ライトコイン(Litecoin/LTC)のロゴマーク
ビットコインに次ぐ世界2番目の仮想通貨です。

システム的にはビットコインに似ていますが、ビットコインよりも決済スピードが早いことが特徴と1つと言えます。

仮想通貨投資の副業で稼げるのか?

仮想通貨投資の副業で稼げるのか?
注目を集める新しい投資スタイルである反面、話題ばかりが先行することに警戒心の方が強く「仮想通貨=危険」とのイメージを持つ人も多いと思います。

「ビットコインで本当に儲かるの?」「ビットコインの価値が暴落する事はないの?」「そもそも手元に現物がないのに投資して大丈夫?」不安や疑問など、なかなかビットコインへの投資へ足を踏み込まない状況にある方は少なくないでしょう。

また、既に初値以来880万倍以上の高値が記録されており、「今からビットコインを始めても本当に間に合うの?」と、参入時期を心配する声も多いと思います。

結論から言えば、投資である以上儲かる事もあれば損をすることもあり、確実にお金を増やせるとは言えません。

しかし、この数年でビットコインの普及が急激に進み、通貨として認める国家も多くなっています。

この流れを見る限りでは、まだまだ普及は進む傾向にあるでしょうし、致命的なシステムの欠陥などがない限りは、性質上価値の大幅な上下は続くかもしれませんが、無価値になるような事は考えにくいと思います。

以前ほどの急激な価格上昇が期待できるかはわかりませんが、まだまだビットコインの普及には大きな期待が持てると言っていいと思います。

仮想通貨のメリット・デメリット

仮想通貨のメリット・デメリット
ビットコインには、今までの投資方法とは違う独特のメリットも多くありますが、やはりメリットだけではなく、投資スタイルの性質上のデメリットもいくつかあります。

以下は、ビットコインのメリットとデメリットになります。

ビットコインのメリット

  • 送金が速く手数料が安い
  • 総量の上限により継続的な希少性の上昇が期待できる
  • 他通貨との交換性が高い
  • 金融危機や財政危機などへ依存せず世界経済異常時のリスクヘッジになる

ビットコインのデメリット

  • システムへのハッキングの可能性は皆無に等しいが完全なゼロではない
  • ビットコイン取引所へのハッキングや取引所による不正のリスク
  • 法律の適用が追いついていない部分がある
  • 発行元や管理元が存在しない為に統制が図れない

仮想通貨の購入方法

仮想通貨の購入方法
ビットコインを入手する方法は3つあります。

マイニング(採掘)する
ビットコインのシステムに参画して、システムから提示される演算処理を行う「マイニング」という方法で、報酬としてビットコインを入手することができます。

 

分けてもらう
マイニングによって採掘されたビットコインを人から貰い受けることも可能で、最近では、仕事の報酬や対価としてビットコインで支払うスタイルも増えています。

 

購入する
採掘されて世に出回っているビットコインを取引所を介して購入する方法で、現在ビットコインを入手する方法としては取引所を利用するスタイルが最も一般的です。

以上の3つの中でも、ビットコインの入手方法としては取引所を介しての購入が最も一般的なスタイルである為、「購入」「管理」「使用」の3つを対象に解説していきたいと思います。

ビットコインの購入

ビットコインの購入は取引所を介して行います。

日本国内にもビットコインの取引所は多くあり、「安全・利便性・機能性・サポート体制」などを考慮した取引所の選択も、快適にビットコインへ投資をしていく為に大切なポイントとなります。

勿論、海外の取引所を利用することもできるわけですが、初心者の方の場合には極力国内取引所の中からの選択をおすすめします。

理由は、仮想通貨に関する様々な情報の入手も容易にできますし、取引に関する操作も理解しやすいからです。

ビットコインの管理と使用

少額のビットコインであれば、取引所へ預けっぱなしにしておいてもあまり問題視する必要はないと思いますが、金額が大きくなるようであれば、やはりより高い安全性を確保する事が望ましいでしょう。

勿論、取引所もセキュリティー強化や補償サービスの充実などで、安全性を高めてきている傾向にはありますが、ビットコインを保管しておくツールである「ウォレット」の使用がおすすめと言えます。

ウォレットは日本語で「財布」という意味で、文字通りビットコインを入れておく財布です。

通常、取引所で購入したビットコインは取引所のウォレットに保管される事になるわけですが、この場合ウォレットの管理は取引所が行う事になり、取引所が破綻したりハッキングの被害を受けた時には、保有するビットコインが紛失する危険性もあります。

その為、ビットコインの保管方法としてはウォレット機能だけを提供しているサービスを利用して、そのウォレットにビットコインを貯めておく方が安全性が高いと言えるのです。

ウォレットには種類があり、大きく2つに分けることができます。

  • 保管に適したウォレット
  • 使用(決済)に適したウォレット

保管に適したウォレット

長期保有が目的であったり、ビットコインの額が大きく「持ち運びたくない」と言う方には、保管に適したウォレットがおすすめです。

ペーパーウォレット

ペーパーウォレット
アドレスと秘密鍵を印刷することにより、紙ベースで保管するペーパーウォレットのスタイルです。

右のQRコードは「秘密鍵」と言ってビットコインをビットコインアドレスから取り出す時に利用します。

ビットコインはインターネットを介して取引されるので、紙に印刷されていると一度ネットネットを繋いだ他のウォレットを利用して取り出す必要がある為、支払には向いていませんが「秘密鍵」さえ見られなければハッキングを受ける事はないと言う特性から「保管に適したウォレット」と言えます。

ハードウェアウォレット

ハードウェアウォレットの特徴は、ネットに繋がっていない専用機器へビットコインアドレスと秘密鍵を保管することから、基本的にオフラインで管理できる為に高いセキュリティーを確保できる事が挙げられます。

決済用として利用することもできますが、オフライン管理が基本となりますので「保管に適したウォレット」と言えます。

以上のようなスタイルのウォレットが該当します。

使用(決済)に適したウォレット

決済や支払いをしやすいウォレットの選択は、持ち運びなどの利便性が重視されます。

インターネット上でウォレットサービスを提供しているサイトを利用する方法になり、簡単に利用できて便利ですが、基本的にセキュリティ面はサイト管理者に一任される為、信用できるサイトの選択が重要になります。

中でも、モバイルアプリのビットコインウォレットは利便性が高く「使用(決済)に適したウォレット」と言えると思います。

サービスを提供先が多く、現在も増え続けていますので、利便性と安全性を十分に吟味して選択しましょう。

副業におすすめの仮想通貨取引所

副業におすすめの仮想通貨取引所
1000種類以上の仮想通貨がある中で、利用できる取引所も年々増加傾向にあります。

未来の通貨の主役となる可能性を秘めた仮想通貨ですが、世界中での浸透スピードに対して、まだまだ規制が明確になっていない部分も多く、安全な取引をする為には取引所の選択はとても大切である事は言うまでもありません。

仮想通貨の取引所を選ぶ主なポイントは以下の6つです。

  • 運営会社の安全性
  • システムのセキュリティ
  • 取引スタイルの種類
  • 取扱銘柄の豊富さ
  • 取引手数料
  • システムの使いやすさ

このようなポイントを踏まえた上で、おすすめの仮想通貨取引所を比較していきます。

GMOコイン

GMOコイン
GMOコインは取引所ではなく販売所になりますが、仮想通貨FXはレバレッジ最大5倍となり、小資金でも大きな取引が可能であるになります。

仮想通貨FX専用のアプリの「ビットレ君」も高機能で、初心者の方には特におすすめです。

GMOコイン
運営会社GMOコイン株式会社
設立2016年10月
資本金7.5億円
取扱銘柄BTC ETH BCH LTC ETC XRP
信用取引あり
最大レバレッジ5倍
入金方法銀行振込
取引手数料(BTCの場合)0%

DMM Bitcoin

DMM Bitcoin
DMM Bitcoinの最大のメリットはなんと言ってもアルトコインのレバレッジ取引(FX)ができることです。

また、取引アプリの性能は高く、初心者でもとても使いやすい設計になっています。

DMM Bitcoin
運営会社株式会社DMM Bitcoin
設立2016年11月7日
資本金12.9億円
取扱銘柄BTC ETH XEM XRP LTC ETC BCH
信用取引あり
最大レバレッジ4倍
入金方法銀行振込
取引手数料(BTCの場合)0%

bitFlyer

bitFlyer
bitFlyerは、三井住友フィナンシャルグループ、三菱UFJフィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループの3大メガバンクやリクルートなどの大企業が株主として名を連ね、資本金を見ても豊富な資金力が裏付けされています。

不正出金補償サービスも充実していて、資産総額が円換算で100万円を超える二段階認証ユーザーに対しては、最大500万円が補償されます。

bitFlyer
運営会社株式会社bitFlyer
設立2014年1月
資本金41億238万円
取扱銘柄BTC ETH ETC LTC BCH MONA LSK
信用取引あり
最大レバレッジ15倍
入金方法銀行振込 コンビニ
取引手数料(BTCの場合)0.01%~0.15%

まとめ

ビットコインをはじめとする仮想通貨は、経済とは無関係に乱高下することがしばしば確認されています。

その為、大きな利益に繋がることもあれば、その逆のリスクも大いに考えられます。

仮想通貨取引を副業にするのであれば、小まめな市場のチェックが求められます。