日本では昨今、「働き方改革」と銘打って、政府主導で柔軟な働き方を浸透させる為に、「副業・兼業」を促進する動きを強化しています。
これまでは、副業を原則禁止にしていた企業も、優秀な人材確保や人手不足を補う施策の一環として、徐々に解禁しているケースも増えつつあります。
また、働き方のスタイルとして、「テレワーク・在宅ワーク」の浸透にも力を入れており、従来のように決められた場所でのみで就業する考え方にも変化が現れています。
このような状況を踏まえて、当ブログでは初心者・未経験者でも「副業」が始めやすいように、おすすめの働き方や、それぞれの仕事に関する現状などを詳細に情報提供しています。
目次
副業・複業・兼業とは?
そもそも「副業」に関する明確な定義のようなものはなく、一般的には「本業とは別の副収入を稼ぐ仕事」として、幅広い意味で解釈されているのが現状です。
その為、本業とは別のアルバイトや起業することも副業になりますし、インターネットが浸透した現代では、自宅での株やFXの取引やアフィリエイトやネットオークションなども、副収入と言うことであれば副業になります。
また、「副業」の他に「複業」と「兼業」と言う呼び方もあります。
いずれも、副業同様に明確な定義はないのですが、「複業」は、副業として得られる副収入や費やす時間や労力が本業に近づいた場合には、一般的に副業を超えて複業と呼ばれるそうです。
一方、「兼業」は、本業以外の事業を行うことがその呼び名の対象となります。
例えば、本業をしながら農業経営や週末だけ飲食店の経営をするような場合は兼業となります。
また、自営業であっても、ガソリンスタンドの敷地内でコンビニ経営をするようなスタイルは兼業と言えるでしょう。
以上のように、一応、副業に関する知識として紹介しましたが、前文で述べた通り、どれも明確な定義がありませんので、以下の項目では「副業」と名称を統一して解説していきます。
なぜ今副業が注目されているのか?
副業が注目されるようになってきた大きな要因は、やはり、政府(厚生労働省)が促進に動き出したことです。
また、各企業では人手不足が深刻化していますし、労働者は賃金がなかなか上がらない現状に加え、将来の社会保障にも不安を強く感じています。
したがって、これまでは「副業禁止」の動きが企業と労働者双方の安定の基盤になっていましたが、状況が変化してきたことで副業に対するメリットを共有できるようになったことも注目される要因と言えるでしょう。
ただ、既に政府が動き出す以前から副業に対して敏感に反応していた人も少なくありません。
特に、ネット副業に興味を抱く人は多く、その背景には「副業の始めやすさ」が大きく影響しています。
ネット副業は、パソコンとネット回線があれば始められる業務も多く、個人ビジネスとして誰でもチャレンジすることが可能です。
このような、副業に対する間口の大幅な広がりも、昨今注目を集める要因になっています。
これまで副業禁止だった理由とは?
政府主導で動き始めた「働き方改革」ですが、副業に対して柔軟な姿勢を取っている企業はまだまだ限定的と言えます。
やはり、社会的なアピールも含めて、イメージを重視する大企業がいち早く副業に対する理解を示している傾向にあります。
ただ、影響力ある企業の変化は、今後中小企業への波及にも大きく影響していくと思われます。
では、なぜ日本ではこれまで「副業禁止」だったのかについて、その主な理由を解説していきたいと思います。
先ず、副業禁止は企業が一方的に強制しただけの取り決めではなく、労働者を過剰な労働環境や競争から守る面でのメリットもあります。
副業を禁止して人材の流出を防ぐ一方で、労働者に納得してもらえるように、働き方や給与待遇で自社への満足度を高める取り組みも求められます。
労使双方の理解を高めて、本業に専念してもらう意味での「副業禁止」がこれまでの理由と言えるのです。
企業側の理由
- 競合企業などへの情報漏洩のリスクがある
- 副業へ時間を費やすことで本業への労力が疎かになる可能性がある
- 副業に傾倒して退職や独立などの人材流出のリスクがある
労働者側の理由
- 複数の業務に労力を費やす時間的余裕がない
- 複数の業務に労力を費やす体力的余裕がない
- 他の業務で成果を出せるスキルがない
- 本業に遣り甲斐を感じている
- 本業の収入に満足している
サラリーマンが副業を始めるメリットとは?
私達の労働力は、企業側の状況によって待遇に変化を余儀なくされます。
また、日本国内では少子高齢化が進み、将来の社会保障に関して大きな問題を抱えています。
つまり、悪い方向で考えれば、景況が著しく悪化してリストラや就職難に陥ることもありますし、社会保障が崩壊して年金が受給できず、70歳、80歳の高齢になっても仕事をせざるを得ない状況も考えられるわけです。
このような最悪の状況になっても、副業のノウハウを身に付けていればリスクを回避することが十分に可能ですし、副業が影響して自分の将来が大きく好転することも可能性としてはあります。
したがって、メリットと言うよりは、満足できる将来を本業だけで描けない状態なのであれば、絶対にサラリーマンのうちから副業を経験することが必要とも言えるでしょう。
その中でも、特に副業を始めることで得られるメリットとして挙げるとするならば、以下の3つになります。
貯金
日本の企業も欧米化しているところが多く、退職金制度が無い会社も多くあります。
そもそも、昔と違って終身雇用の概念が崩壊している現代では、「貯金はあった方が良い」のレベルではなく、「貯金は絶対に必要」と言えるでしょう。
副業を始めることで、これまでの収入にプラスして副収入が発生するわけですから、将来の為、或いは、次のステップの為に貯金することができます。
行動力とノウハウ
副業へのチャレンジを躊躇している方もいると思いますが、その重い一歩を踏み出すことだけでも行動力は強化されます。
そして、更に成功を手に入れる為に前に進む事で、行動力と共に副業のノウハウも手にいてることができます。
会社に頼りっきりの人生では、何かあった時に「会社と共倒れ」になりかねませんが、今から俊敏に動ける行動力と成果を出せるノウハウを身に付けておけば、対応に焦ることもないでしょう。
経営者感覚と投資感覚
副業では、ビジネスチャンスを成功させる経営者感覚が求められます。
サラリーマンは良くも悪くも時間の拘束と共に、必ず対価が発生するわけですが、副業の場合には、成果が出せた分しかお金に代えることはできません。
その為、金儲けに関する嗅覚が、成功と共に自ずと発達していきます。
同時に、自分の能力や可能性に対して、更に磨きを掛けてビジネスを拡大させる投資感覚も養われるようになっていきます。
このような感覚を日常的に強化していく事で、「自分には何が出来るのか?」を客観的に判断できるようになり、ビジネスマンとしての価値をアピール出来るようになります。
どんな副業がおすすめなのか?
これから副業を始めるにあたり、選択肢は山ほどあります。
また、今ある副業の稼ぎ方だけでなく、自分で新たに副業のスタイルを作りだすことも可能です。
では、どんな副業がおすすめと言えるのか?
それは、業種や稼ぎ方で選ぶ以前に、自分が得意なことや興味あることでチャレンジすることが一番です。
本業のノウハウを活かしながら副業に役立てる稼ぎ方もありますし、本業とは全く別業種の興味ある副業へチャレンジする稼ぎ方もあります。
とにかく、就職とは異なり、自分が経営者として道を切り開いていくわけですから、本気になって打ち込める副業の選択が理想的です。
当ブログでは、幾つのカテゴリーに分けて、副業の現状と稼ぎ方を詳しく紹介しています。
先ずは、情報を精査しながら自分にマッチした副業、やってみたい副業を探してみて下さい。
まとめ
副業は進行形で取り組んでいなくても、「始め方」を知っているだけで、情報を全く持ちえない人と大きく差が出ます。
興味ある人は勿論積極的なチャレンジをおすすめしますし、差し迫って副収入を求めていない人でも、いざと言う時の為に、当ブログを1つの情報源として、是非、ご活用ください。