サラリーマンの方々は、色々な副業を検討しています。
WEBでの副業や投資など色々ありますが、「農業」が検討される事もあるのです。
いわゆる週末農業です。
サラリーマンとしての本業に支障が出ない範囲で、土日だけ副業として農業に勤しんでみようと思っている方も、最近増えてきています。
今回は脱サラやサイドビジネスを検討している方の為に、副業農業に関して取り上げましたので参考にして下さい。
目次
副業農業・週末農業とは
サラリーマンとして働いている方は、しばしば家庭菜園を楽しんでいる事があります。
自宅に庭があるなら、そこで野菜類などを育てる事もできるでしょう。
ところで農業をすれば、勿論、お金を稼ぐ事はできます。
その為、家庭菜園などを楽しみながらも、副業農業としての収益化を検討している方は多いのです。
副業するならば、当然ながら本業に支障が出てしまうのはよくありません。
あくまでも本業に影響が出ない範囲で、週末だけ農業に精を出せるスタイルが副業としての理想と言えます。
副業農業を行っている方は、場所を重視している事が多く、農業を楽しむにしても、自宅から遠い場所では移動に時間を費やしてしまう為に敬遠されがちです。
あくまでも本業に支障が生じないように、自宅から無理なく通える範囲の農場を探して、農業を始めているケースが多くなっています。
また副業を始めると言っても、毎日畑仕事に勤しむ訳ではありません。
平日は基本的に何も行わず、あくまでも土日だけ畑のお手入れをするようなイメージです。
人によっては、その農業でお金を稼ぐ事よりも、収穫できる作物自体に大きな魅力を感じている事もあります。
野菜類は、近所のお店などで買うことも可能ですが、やはり、新鮮さは採れたての野菜の方が優れていますので、その野菜を収穫して、副業をしながら自分達の食材を補っている方も多くいます。
サラリーマンが農業を始めるメリット・デメリット
副業農業のメリットは沢山ありますが、やはり、デメリットがないわけではありません。
以下は、それぞれ特徴的な部分を抜粋してみました。
副業農業のメリット
先ず、前項でも触れましたが、食料を自前で確保できる点は、農業の大きなメリットと言えます。
また、自分達で農作物を楽しむだけでなく、ご近所に無償で分けたり、安価に販売したり、良好な関係構築に役立つこともあります。
このような近所付き合いが基となり、人脈が広がっていくことも農業のメリットと言えます。
その他、肥料や農機具の購入など、色々な経費を確定申告・決算時に計上できますので、税金の控除に繋がります。
やりくりを上手に進めることで、節税のメリットも期待できるかもしれません。
そして、何よりも農業が好きで始めた方にとっては、自然との触れ合いは大きなメリットと言えるのではないでしょうか。
副業農業のデメリット
農業では、天候状況に左右されてしまうことが特徴的なデメリットと言えます。
特に、副業農業の場合には、作業が週末限定になってしまいますから、連続して悪天候に遭遇した場合には、期待通りに農作物が育たない可能性が高くなってしまいます。
天候によって大きなダメージを受ければ、収入がゼロになるケースも考えられます。
また、少なからず力仕事もありますから、不慣れな内は疲労で本業に支障が生じる可能性もあります。
したがって、本業に悪影響が出てしまっては困りますから、体調管理には十分に気を付けることが求められます。
その他、農業の収入は予測するのは少々難しい一面があります。
毎年の収穫量には変動性がありますので、期待通りの収穫に至らない場合も考えられます。
市場相場にも左右されますので、稼げる収入の予想を立てるのが難しい一面もあります。
副業で農業を始める為に必要な準備と知識
副業農業・週末農業を始めるには、先ず、農場を確保することが求められます。
自宅周辺に農地を所有しているケース以外では、出来るだけ通いやすい範囲内での農場探しが必要です。
そして、農業を始める上での知識については、週末農業に対応できる作物をしっかりと勉強しておくことが重要です。
つまり、サラリーマンとして働いている平日は、手間の掛からない作物選びが求められるわけです。
このような準備や知識を整える為に、就農体験をしてみることも良い方法の1つだと思います。
それぞれの作物の特性や、必要な肥料や農機具なども勉強できできますので、副業農業へ大きく役立てることができると思います。
また、農作業に精通した人脈を作っておくことも大切です。
就農体験ができない場合でも、必要に応じて手伝ってもらえたり、適切なアドバイスをもらえたりできる人脈があることで、未経験からくる失敗の回避に役立ちます。
副業農業で稼ぐコツ
副業農業では、取り組む規模や栽培する作物などによって稼げる金額は異なります。
また、経営者が目指す副業スタイルも色々ありますので、小遣い程度の収入以上を望まないケースもあれば、独立起業を目指しながら収益拡大を望むケースもあります。
このような様々な状況の中、副業農業であっても本格的な農業経営の場合には、月収100万円を超えるケースも多く見られます。
農業で稼ぐ上で、「収穫量の安定化」は重要なポイントとなります。
したがって、副業としてのビジネスを安定的且つ拡大していく為には、天候に左右されにくいビニールハウス栽培や水耕栽培などは、収穫量を安定化させる方法の1つと言えます。
そして、副業農業のを成功させる上で、最も重要と言えるのが作物選びです。
サリーマンの場合、副業へ費やす労力は限られてきますので、その状況に対応できる作物の選択が求められます。
更には、予想できる収穫率や掛かる経費を算出して、見込める収益を明確にしておくことも、副業農業で失敗しない重要な取り組みです。
植物を育てることの不確実さゆえに、出来るだけ安全策を模索しながら計画性ある経営が成功のコツと言えるのです。
副業農業で稼げるおすすめの作物
副業農業で稼ぐ場合、本業に支障が出るほどに農作物を育てる手間が掛かってしまうようでは困ります。
したがって、、長期的に継続していく為にも、できるだけ育てやすい作物の選択が得策と言えます。
下記のような作物は、比較的育てやすいと言われ収穫もしやすい為、副業農業の初心者向きとも言えます。
- タラの芽
- アスパラガス
- ビーツ
- 芋
- みょうが
- にんにく
また、同じく育てやすさを重視した上で、珍しさで差別化を図りたい場合には、下記のような作物もおすすめです。
- 黒トマト
- ハロウィンパンプキン
- アレキサンドラ
- バースニップ
これらの作物は、近所の青果店やスーパーでも、なかなか見かけることがないと思います。
特に、ハロウィンパンプキンなどは、日本では手に入れることが難しいと言われていますので、期待以上の収益化が見込めるかもしれません。
まとめ
副業農業は、作物を育てるノウハウや経営を潤滑に進める為の収支管理など色々なポイントはありますが、その苦労もひっくるめて、週末の農作業を楽しみながら取り組んでいる人が多くいます。
週末に自然に囲まれながらの畑仕事、毎日の食卓に並ぶ精魂込めて作った新鮮な食材、これまでにはなかった新たな人脈など、どれをとっても目新しいい体験ばかりだと思います。
副業農業・週末農業へ興味をお持ちの方は、当記事を参考に積極的に検討してみてはいかがでしょうか。
